フランスの鉄道の乗車方法

新幹線 TGV、特急 IC、快速・普通列車 TER、の乗車方法は同じです。

①切符を購入する

チケットの購入方法は
A) 駅のチケットカウンターで購入する
B) 駅の券売機で購入する
C) フランス国鉄のHPで購入する
D) Rail EuropeのHPで購入する
E) 日本の旅行代理店の窓口やHPで購入する
の5通りあります。 一番安いのはA,B,Cです。 ただし、Aは窓口の混雑で時間がかかる場合が多い、B,Cは購入できるチケットが限られるという欠点があります。 おすすめはB、Cです。B、Cで購入できるチケットは購入し、購入できない場合にA、D、Eを利用すると良いでしょう。
チケットカウンター

▲ チケットカウンター

券売機

▲ 券売機

フランス国鉄の券売機

これで完璧♪
フランス国鉄の券売機の使用方法

新幹線 TGVのチケットの購入など

②チケットを有効にする

フランス国鉄のホームには改札がありません。 なので、購入したチケットを刻印機に通し、時刻を刻印することでチケットを有効 (Validate:ヴァリデート)にする必要があります。 刻印機は下の写真のような機械で、ホームに多数設置されています。 この作業を怠った場合、罰金対象となります。 刻印機は故障している場合が多いので、必ず文字が印刷されているかを確認して下さい。
※インターネツトで購入し、自宅で印刷したチケットには刻印する必要はありません。
刻印機

▲ 刻印機

チケット見かた

▲ チケット見かた

③ホームを確認する

写真のような案内板が駅に設置されています。 青色の画面が出発列車案内板(Departs)と緑色の画面が到着列車案内板(Arrives)です。 乗車する列車を確認する際は必ずDepartsと書かれた方の案内板で自分が乗車する列車のホーム・時刻を確認して下さい。 列車の到着直前までホームが決まらない場合が有ります。 遅れが20分となっていても、20分ピッタリ遅れるわけではありません。 5分遅れで到着し、すぐに出発していく場合、40分待っても電車が来ない場合もあります。 基本的に数十分の遅れならホームで列車の到着を待つのが最善だと思います。
列車案内板

▲ 列車案内板

出発列車案内板

▲ 出発列車案内板

④乗車位置を確認する

日本のように扉の正確な位置の把握はできません。 ただし○等席はどのあたりに停車するかは把握できます。 写真の例では01号車~08号車まではSt Etienne行で11~18号車がLyon Perrache行ということがまず把握できます。 そして、07、08号車がホームのR地点、05、06号車はS地点付近に停車することがわかります。
ホーム別の出発列車案内板

ホーム別の出発列車案内板

ホームのR地点

▲ ホームのR地点

発車を待つTGV

▲ 発車を待つTGV

⑤列車に乗車する

ドアは自動で開かないので、ドアに設置されている開閉ボタンを押して扉を開けてください。 乗車前に座席のクラスを確認して下さい。 座席指定をされている方は号車番号も確認して下さい。 列車によっては2編成連結して運行する場合もあり、車内の移動ができない場合があります。 なお、乗車時に段差があるのでご注意下さい。
車外案内板

車外案内板

乗車口

▲ 乗車口

乗車口

▲ 乗車口

⑥目的駅で下車する

ほとんどの列車で車掌による案内があります。 英語での案内もあります。 英語が得意でない方は、予め到着予定時刻を確認しておいて下さい。 駅には駅名表示板も設置されているのでこちらも確認して下さい。 改札はないので下車後は切符を破棄しても構いません。
車内案内板

▲ 車内案内板

駅名標

▲ 駅名標