ドイツの鉄道の乗車方法

新幹線 ICE、特急 IC、快速・普通列車 RE, RBの乗車方法は同じです。

① チケットを購入する

チケットの購入方法は
A) 駅のチケットカウンターで購入する
B) 駅の券売機で購入する
C) ドイツ国鉄のHPで購入する
D) Rail EuropeのHPで購入する
E) 日本の旅行代理店の窓口やHPで購入する
の5通りあります。
一番安いのはA, B, Cです。 ただし、Aは窓口の混雑で時間がかかる場合が多い、B, Cは購入できるチケットが限られるという欠点があります。 おすすめはB, Cです。 B, Cで購入できるチケットは購入し、購入できない場合にA, D, Eを利用すると良いでしょう。
チケットカウンター

▲ チケットカウンター

券売機

▲ 券売機

ドイツ国鉄の券売機

これで完璧♪
ドイツ国鉄の券売機の使用方法

新幹線 ICEのチケットの購入など

② チケットを有効にする

ドイツ国鉄のホームには改札がありません。 なので、購入したチケットを刻印機に通し時刻を刻印することでチケットを有効 (Validate:ヴァリデート)にする必要があります。 刻印機は右のような機械で、ホームに多数設置されています。 この作業を怠った場合、罰金対象となります。 刻印機は故障している場合があります。 必ず文字が印刷されているかを確認して下さい。
※インターネツトで購入し、自宅で印刷したチケットに刻印する必要はありません。
刻印機

▲ 刻印機

改札はありません

▲ 改札はありません

③ ホームを確認する

写真のような案内板が駅に設置されています。 出発列車案内板 (Departure)と到着列車案内板 (Arrival)があります。 乗車する列車を確認する際は必ずDepartureと書かれた方の案内板で自分が乗車する列車のホーム、時刻を確認して下さい。 遅れが20分となっていても、20分ピッタリ遅れるわけではありません。 5分遅れで到着する場合、40分待っても電車が来ない場合もあります。 基本的に数十分の遅れならホームで列車の到着を待つのが最善です。
出発列車案内板

出発列車案内板

④ 乗車位置を確認する

各ホームに先発列車の列車番号や出発時間、行き先や経由地の案内板があるので確認して下さい。 なお、日本のように扉の正確な位置は把握できません。 ただし1等席、2等席はどのあたりに停車するかは把握できます。 写真の例では1等席車両はホームのA地点に、2等席車両はC地点に停車することがわかります。
出発列車案内板

▲ 出発列車案内板

ホームのA地点 ~ E地点

▲ ホームのA地点 ~ E地点

⑤ 列車に乗車する

ドアは自動で開かないので、ドアの開閉ボタンを押して扉を開けてください。 乗車前に座席のクラスを確認して下さい。 座席指定をされている方は号車番号も確認して下さい。 列車によっては2編成連結して運行する場合もあり、車内の移動ができない場合があります。 なお、乗車時に段差があるのでご注意下さい。
乗車口

▲ 乗車口

案内板

▲ 案内板

⑥ 座席を確保する
(予約されていない方のみ)

新幹線 ICEや特急 ICの車内には指定席と自由席が混在しています。 基本的に1等席は1+2列配置、2等席は2+2列配置です。 新幹線 ICEと特急 ICには軽食やドリンクを楽しめるビストロも設置されています。 一部のICEには運転席後部に座席が設置されており、前面展望を楽しむことができます。
1等席

▲ 1等席

2等席

▲ 2等席

運転席後部

▲ 運転席後部

ビストロ

▲ ビストロ

写真のような表示板が各座席の上に表示されています。 何も表示されていない場合、ドイツ語で予約なしと表示されている場合は自由席です。 写真のようにFrankfurt - Parisと表示されている場合はその区間で指定席になります。 その区間外なら自由席扱いなので着席可能です。 運行当日の予約はこの画面に反映されないので、自由席と思い着席しても、その席の予約表を持っている方が来た場合は座席を譲って下さい。
案内板

▲ 案内板

案内板 (予約なし)

▲ 案内板 (予約なし)

⑦ 目的駅で下車する

ほとんどの列車で車掌による英語とドイツ語の案内があります。 英語が得意でない方は、予め到着予定時刻を確認しておいて下さい。 各駅に駅名標も設置されているのでこちらも参考して下さい。 改札はないので下車後は切符を破棄しても構いません。
車内案内板

▲ 車内案内板

車内案内板

▲ 車内案内板

車内案内板

▲ 車内案内板

駅名標

▲ 駅名標