ハンブルク (近郊列車、地下鉄、バス)

▲ 近郊列車 (S Bahn)

▲ 近郊列車 : S Bahn

▲ 地下鉄 : U Bahn

路線概要 (路線図、関連リンク)

交通手段

▲ ハンブルクの交通機関

● 運行会社
S Bahnはドイツ国鉄 (DB)、そのほかの交通機関はハンブルク交通局 (HVV)によって運行されています。

● 特徴
ハンブルク市内はABCDEの5つのRing (別名：Zone)からなり、 中心部 (Ring : AB)はGreater Hamburg Areaと呼ばれています。 予めどのRingを移動するかを確認し、チケットを購入して下さい。 Ringは路線図で確認できます。上記の交通機関のチケットは一部バスを除き運賃が共通化されています。

● 路線図 (クリックすると拡大)

▲ S Bahn, U Bahn, A Bahnの路線図

▲ Ring別の路線図2

▲ Ring別の路線図2

● その他

ハンブルク交通局 (HVV)公式サイト

ドイツ国鉄公式サイト

チケットの種類、料金 (2020年)

以下のチケットでS Bahn、U Bahn、A Bahn、HVVが運行するバスをご利用頂けます。 ※子供料金 (Kinder)は6~14歳です。(6歳未満は無料で乗車できます。) 下記のチケットは券売機で購入可能です。 日本円の料金は1ユーロ120円で計算した場合です。

● Ringとは？
ハンブルクの交通機関の運賃はRing制となっています。市内中心部がRing A、その周りにZone B-Fがあります。 Ring Eが市内から最も離れたRingです。

下記の図では、紫と緑の線は同じ4 RIngsとなっていますが、これは間違いではありません。 出発地点から到着地点までにいくつのRingを通過したかでRing数が決定します。

▲ Ringの考え方

1回券 (大人)

1日券 9時以降 (大人)

1日券 (大人)

グループ1日券 9時以降

1回券 (子供)

1日券 9時以降 (子供)

ハンブルクカード

ハンブルクカード (グループ)

大人, グループ運賃

●1回券 (No. A1 - 5)
ドイツ語 : Einzelfahrt / 英語 : One way ticket
片道切符です。 Ringに関しては、上記の図と解説をご覧ください。

●1日券 9時以降 (No. B1 - 5)
ドイツ語 : Tageskarte / 英語 : Day ticket
指定のRingで1日乗り放題となるチケットです。 ただし、午前9時以降より利用可能です。

●1日券 (No. C1 - 5)
ドイツ語 : Tageskarte / 英語 : Day ticket
指定のRingで1日乗り放題となるチケットです。

●グループ1日券 9時以降 (No. D1 - 5)
ドイツ語 : Gruppentageskarte 5 Personen / 英語 : Group day ticket
指定のRingで1日乗り放題となるチケットです。 チケット1枚で大人、子供を合わせて最大5人まで有効です。 移動の際は同一行動して下さい 。 土日は9時以降のルールが適用されず、終日の移動が可能となります。

子供運賃

●1回券 (No. E1 - 3)
ドイツ語 : Einzelfahrt / 英語 : One way ticket
片道切符です。 Ringに関しては、上記の図と解説をご覧ください。

●1日券 9時以降 (No. F1 - 3)
ドイツ語 : Tageskarte / 英語 : Day ticket
指定のRingで1日乗り放題となるチケットです。 ただし、午前9時以降より利用可能です。

観光客向けチケット

●ハンブルクカード (No. G1 - H5)
英語 : Hamburg Card
1人向けとグループ向けがあります。 グループ向けは最大5人まで（大人・子供の区別はありません）利用可能です。 Ring AB内の交通機関が乗り放題なうえ、150以上の観光施設で割引特典が受けられる観光客向けチケットです。 インターネットでも購入可能です。 詳細はこちらを参照してください。

※注意点
上記のチケットで新幹線 ICEや特急 ICに乗車はできません。 なお、快速列車 RE, RBへは乗車できます。 ただし、RE, RBはハンブルク市内の主要駅のみの停車で、あっという間にハンブルク市内をより先の都市へ移動できてしまうため注意が必要です。 また、複数の路線が展開され運行本数も少ないため、利用はおすすめできません。 乗車する列車の種別がわからない場合は、車両の側面の行き先案内板（下の画像の右下部分）を確認してください。 列車種別がアルファベットで表示されています。

▲ 新幹線 ICE (乗車不可)

▲ 特急 IC (乗車不可)

▲ 快速 RE, RB

▲ 行き先案内版 (RE)

チケットの購入方法

▲ 券売機

ハンブルクのS Bahn、U Bahnの各駅には券売機があります。 この券売機ではほとんどのチケットを購入できます。 一部の主要駅では有人チケットカウンターがありますが基本的に混み合っています。

誰でもわかる！
ハンブルク 券売機使用方法
旅行前の確認で時間の節約に♪

列車の乗車方法

▲ 出発列車案内板

ハンブルクはバスを除くすべての交通機関が改札のない信用乗車方式です。 乗務員による検札の際にチケットを持っていない場合は罰金対象になります。 詳細は下記のリンクを参照してください。

これで安心！
S Bahn, U Bahnなどの乗車方法
改札がない！？刻印って何！？

空港アクセス

▲ ハンブルク空港アクセス

ハンブルク国際空港は欧州域内都市を結ぶ路線が多く設定されている空港です。 国際空港ですが、フランクフルトやミュンヘンのような大規模空港ではありません。 そのため、日本からの直行便は設定されていません。 ハンブルク空港 - ハンブルク中央駅は近郊列車(S-Bahn)で25分です。 両駅ともRing A内に設置されています。早朝、深夜を除いて10分間隔で運行されています。 ハンブルク中央駅から
空港 - 市内：1回券 3.40ユーロ (約400円)
空港 - 市内：1日券(9時以降) 6.60ユーロ (約800円)
空港 - 市内：1日券 7.90ユーロ (約950円)

ハンブルク中央駅→空港に移動する場合

一部のS1の列車はPoppenbüttel行きです。Poppenbüttel行きの列車は空港へは向かわないのでご注意ください。

空港→ハンブルク中央駅に移動する場合

長距離列車の出発駅

左 : ハンブルクからの国内列車
右 : ハンブルクからの国際列車

ハンブルクの長距離列車の出発駅はハンブルク中央駅 (Hamburg Hbf)でホームは12線あります。 新幹線 ICE、特急 ICを利用することで、ドイツ国内のほとんどの都市にアクセスすることができます。 国内の各都市だけでなく、デンマークのコペンハーゲンやチェコのプラハ、スイスのバーセルへの直通列車も運行されています。 なお、ハンブルクの列車の車庫はハンブルク＝アルトナ駅 (Hamburg-Altona)にあるので、 ハンブルク行きの列車は中央駅を経由してアルトナ駅が終点となります。

▲ ハンブルク中央駅

▲ 駅構内

▲ 発車を待つ快速 REと新幹線 ICE

● 列車種別 (国内列車)
新幹線 : ICE
特急 : IC
快速・普通列車 : RE, RB
近郊列車 : S Bahn

▲ 新幹線 ICE

▲ 特急 IC

▲ 快速 RE

● 列車種別 (国際列車)
特急 : EC, ICE

▲特急 ICE

▲ 特急 EC

▲ 特急 EC

● 所要時間
高速新線(新幹線)の未整備区間では、ICEとICに所要時間の違いがありません。 また、50km程度移動であれば、列車種別による所要時間の違いはほとんどありません。

● 運賃
下表の運賃は最も早い移動手段での普通運賃 (払戻可、変更可)です。 運賃はICE、IC、RE・RB・S Bahnの順番に安くなっていきます。 普通運賃の半額以下の格安運賃も枚数限定で販売されています。 ただし、払戻や変更ができない場合があります。

国内列車

日本の鉄道と大違い！
ドイツ国鉄を徹底解説
チケット、路線、時間、乗車方法

国際列車

ドイツの国際列車
隣接国へも高速列車で！
運行路線、所要時間、運賃など

ドイツの鉄道の車内設備

▲ 新幹線 ICE

▲ 1等席

▲ 車内案内板

▲ BISTRO

▲ 快速 RE

▲ 先頭形状

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ドイツの列車の車内
お子様、鉄道ファンも楽しめる♪