フランクフルト→パリへ向かう新幹線 ICEの乗車レポートを紹介します。
なお、一部写真で時間と列車番号があっていないのはご了承ください。
車両
フランクフルト - パリはICEの他にTGVも運行されています。
ICEはドイツ国鉄の新幹線、TGVはフランス国鉄の新幹線です。
ICEはICE Velaro型、TGVは2階建て車両のEuro Duplex型が用いられます。
両形式とも最新鋭の車両です。
運賃
ICEとTGVは同じ運賃です。
なお、パリ - フランクフルトの1等席の通常運賃がEUR 200、2等席がEUR 130です。
なお、ヨーロッパでは通常運賃に加え早期割引運賃が用意されています。
早期割引運賃は枚数限定で通常運賃の半額以下値段で販売される場合もあり
非常に人気の商品です。あらかじめ旅程が決まっている場合は利用を強くお勧めします。
ただし、変更や払戻はできないといった制約があります。
予約
全席指定席の予約必須列車です。
ただし、この列車でドイツ国内の移動する場合は任意予約制です。
▲ ドイツ国鉄が運行する ICE
▲ フランス国鉄が運行する TGV
◀ 時刻表
路線図・所要時間
所要時間は3時間50分です。
ザールブリュッケン経由とストラスブール経由の2路線があり、
ストラスブール経由の方が15分ほど所要時間が短いです。
フランクフルト中央駅
地上と地下にホームがあり、地上のホームはターミナル形式で
新幹線、特急、快速列車が乗り入れています。
地下ホームはフランクフルトの近郊列車が乗り入れています。
中央駅ということもあり、テイクアウトできるフードコートがあります。
乗車前に食事や飲み物を買い揃えておくことをお勧めします。
▲ フランクフルト中央駅
▲ 駅構内
▲ 駅名標
新幹線 : ICE
流線型が美しいICE Velaro型です。
1等席が3両、ビストロ車両が1両、2等席が4両です。
1等席がどの付近にあるかは、列車案内板で確認できます。
写真の場合はA地点に1等席、B地点にビストロ車両、C地点に2等席が停車することがわかります。
各車両には1等席か2等席かを示すロゴも描かれており、目的地や列車番号が表示する車外案内板もあるので確認してください。
列車に乗車の際は、ホームが低いのでステップを上る必要があります。
なお、この車両はWifi設備があり、インターネットに接続ができます。
▲ ICE Velaro型
▲ 列車案内板
▲ 2等席
▲ 車外案内板
▲ 乗車口
▲ Wifi マーク
ICE : 座席
1等席…1+2列配置
2等席…2+2列配置
1等席と2等席の間にはどなたでも利用いただけるビストロがあります。
なお、1等席のお客様はビストロ従業員に注文することで、
座席まで食事や飲み物を運んでもらうことができます。
▲ ICE (1等席)
▲ ICE (2等席)
▲ ICE (ビストロ)
TGV : 座席
1等席…1+2列配置
2等席…2+2列配置
ICEとほとんど同じですが、2階建て車両ということもあり、天井は低く感じます。
1等席と2等席の間にはどなたでも利用いただけるビストロがあります。
ただし、従業員が座席まで運んでくれるサービスはなく、テイクアウト制です。
▲ TGV (1等席)
▲ TGV (2等席)
▲ TGV (ビストロ)
ICE : 車内設備
各座席の上に座席番号が書かれています。
なお、座席番号に加えて予約区間も表示されています。
荷物置き場は大型のものが設置されています。
2等席に荷物置き場はすぐに埋まってしまうので、乗車したらまず荷物を置くことをお勧めします。
車内案内版では行き先、停車駅、走行速度などを確認できます。
下記の写真はICEのものですが、TGVでも同じような設備があります。
▲ 座席予約区間案内板
▲ 荷物置き場
▲ 車内案内板
いよいよ出発♪
ドイツ国内は在来線を走行し最高速度は200 km/h、フランス国内で高速新線を走行し最高速度は320 km/hです。
小麦畑や草原を高速で駆け抜けていきます。
1等席では軽食のサービスがあります。
▲ 軽食
▲ 車窓
▲ 車窓
フランスのストラスブールへ到着、あっという間にパリへ
フランクフルトから1時間40分でフランスのストラスブールへ到着します。
ストラスブールはフランス国内ですが、ドイツと隣接するためドイツの文化も感じられる
非常に魅力的な街です。トラムが整備されているので、観光もとてもしやすい街となっています。
そして、ストラスブールを出発するとすぐに高速新線にはいり、2時間ほどでパリに到着します。
パリの終点はパリ東駅です。
この駅には地下鉄が乗り入れているので、地下鉄を利用することで市内の至る所へアクセスが可能です。
▲ ストラスブール駅
▲ 駅名標
▲ 駅名標
▲ パリ東駅
▲ フランス国鉄の新幹線 TGV