ドイツの新幹線 : ICE
ドイツの新幹線 ICEとは?
● 概要
正式名称はInter City Expressで頭文字をとってICE (アイシーイー)と呼ばれています。
ドイツを代表する新幹線で最高速度は300 km/hです。
フランクフルト、ベルリン、ミュンヘンなどの主要都市を高速で結んでいます。
また隣国のフランス、スイス、オランダ、ベルギー、オーストリア、デンマークへ向かうICEも運行されています。
▲ ICE Velaro型
▲ ICE 3型
人気区間の運賃、所要時間
● 予約
ICEは任意予約制なので、ICEの乗車券のみで乗車できます。
座席を確実に確保したい場合は座席指定券 (EUR 4.00)を別途購入してください。
ICE 運行路線図
▲ ICE T型
▲ ICE 2型
● 運賃
下記の運賃は通常運賃で変更や払い戻しが無料です。
柔軟性の高さから一番高い運賃となります。
通常運賃以外にも様々な格安運賃が用意されています。
格安運賃は枚数限定で、早期に購入するほど安くなります。
● EUレイルパス
任意予約制なのでEUレイルパス保有者はパスのみでご乗車して頂けます。
(座席を確保したい場合は座席指定券を購入してください。)
EUレイルパス
座席指定券の運賃
列車別に解説♪
区間 |
所要時間 |
運賃 |
フランクフルト - ミュンヘン |
3時間10分 |
EUR 100.00 |
フランクフルト - ケルン |
1時間10分 |
EUR 70.00 |
ミュンヘン - ベルリン |
6時間20分 |
EUR 125.00 |
フランクフルト - ハンブルク |
6時間30分 |
EUR 125.00 |
ハンブルク - ベルリン |
2時間10分 |
EUR 80.00 |
新幹線 : ICE
主要路線の時刻表
フランクフルト, ベルリンなど
▲ フランクフルト中央駅
▲ ベルリン中央駅
乗車前の注意事項
● 注意事項
・多くのICEは2編成を連結して運転され、前後の車両で行き先が異なる場合があります。
・パリへ向かうICEに乗車してフランス国内へ向かう場合は予約必須です。(パリ行きのICEでドイツ国内の移動は任意予約制)
・同じ行き先でも経由地が異なる場合があります。
・高速新線が整備されていない在来線の区間では特急 ICと所要時間は同じです。
▲ 2編成連結された ICE
▲ 案内板
ICEの乗車方法
● 乗車方法
日本の鉄道とドイツの鉄道とでは乗車方法が大きく異なります。
・改札はありません。
・正確な乗車位置は確認できません。
・列車到着直前に頻繁にホームが変更になります。
日本では馴染みのない違いが多くあるので、乗車前に下記のリンク先でしっかり確認することをお勧めします。
これで完璧♪
ドイツ国鉄の各列車の乗車方法
改札口がない!?行き先が2つ!?
ICEの車両設備
● 座席
1等席はオープンサロンタイプが1+2列配置、コンパートメントタイプが3列、
2等席はオープンサロンタイプが2+2列配置、コンパートメントタイプが3列となっています。
▲ 1等席
▲ 2等席
● パノラマ席、ビストロ
全列車にビストロカー (食堂車)が連結されています。
また、一部のICEには運転席後部に座席が設けられており、最高速度 300 km/hの景色を楽しむことができます。
▲ パノラマ席
▲ ビストロ
● その他の設備
荷物置き場は各車両の端と中央に設けられています。
2等席の荷物置き場はすぐに埋まります。
座席と座席の間なども荷物置き場として利用できるのでこちらもご利用下さい。
コンセントは1等席の全席、2等席は一部の座席のみの設置です。
▲ 荷物置き場
▲ コンセント
国際路線を走行するICE
● 国際列車
フランス、オーストリア、スイス、ベルギー、オランダ、デンマークなどドイツに隣接する国に国際列車として乗り入れています。
国際列車ごとにルールが異なるので各国際線 ICEページを参照して下さい。
国際列車 運行路線図
▲ オランダ
▲ オーストリア
ドイツの国際列車
隣接国へも高速列車で!
運行路線、所要時間、運賃など
ドイツの鉄道の車内設備
● 車内設備
ドイツは日本と同じく鉄道大国です。
国鉄以外にも多くの私鉄路線があるので、座席や設備も個性があります。
非常に多くの写真を用いており、現地に行かないとわからない情報ばかりなので、一度のぞいてみて下さい。
▲ 新幹線 ICE
▲ 特急 IC
▲ 快速 RE
徹底紹介!!!
ドイツの列車の車内
お子様、鉄道ファンも楽しめる♪